【社労士】2016年度(第48回) 社労士試験 本試験講評 (択一式・労働法科目)

今回は、択一式の講評に入ります。

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労働基準法

全体的に基本書レベルの出題で、極端な難問や悪問はなかったという印象です。例年通りの傾向としては、やはり随所に判例を題材にした肢が見られ、労働基準法においては判例対策が重要であることを再確認させられました。

特徴的だったのは問6です。割増賃金を求めるための計算式について出題されました。単純な計算の知識を問うというよりも、設例に当てはめて計算をした場合どうなるか、という角度からの出題でしたので、かなり実務を意識した出題だったということが言えます。

労働安全衛生法

安全衛生委員会や健康診断といった王道的な論点からは全く出題されなかったので、肩透かしを食らったという印象を持った方も少なくなかったかもしれません。

一般的に受験生の対策が浅い論点からの出題でしたので、消去法や常識、文脈判断でどれくらい正解にたどり着けたかということだと思います。労働基準法が比較的平易な出題でしたので、安全衛生法でバランスを取ったのかもしれません。

労働者災害補償保険法

極端に難しい出題は無かったという印象ですが、法律の知識を問うだけでなく、事例への当てはめ問題が数多く見られました。

とくに、「こういう場合は業務災害に当たるか」「こういう場合は通勤災害に当たるか」というのは、実際の通達などを題材にした極めて実務的な出題だったと思います。

あとは、「インターンシップ生は労働者なのか」というような、近年実務上問題となっているようなことも出題されていましたので、労働者災害補償保険法は、かなり実務を意識した出題であったと思います。

雇用保険法

出題された7問中、2題が組み合わせ問題、1題が個数問題でしたので、案外回答するのに時間がかかったかもしれません。

組み合わせ問題、個数問題に含まれる肢の中には、マイナーな知識を聞いているものもあったので、やや厳しい出題であったと思います。

また、問1のC,D,Eの肢のように基本書におそらく出ておらず、「雇用継続採用修了届」とか、実務家でもあまり目にしないような手続が出題されていて、ビックリした方も多かったと思います。

雇用保険法は、基礎レベルで答えられる問題をどこまで取りこぼしがなかったかが勝敗の分かれ目になったと考えられます。

労働保険徴収法

徴収法については、全体的に基本事項からの素直な出題がほとんどであったという印象です。雇用保険法でうまく得点できなかった方も、労働保険徴収法で挽回が十分可能な出題内容であったと思います。

労働一般

問1~問3は法令問題からの出題でしたので、確実に得点したいところです。問3は社会保険労務士法からの出題でしたが、法定陳述権や一人社労士法人など、法改正に絡む最新の論点が出題されていましたので、法改正対策をしっかりと行っていれば得点できたと思います。

問4、問5は白書からの出題なので、ズバリ勉強していたところが出題されていればラッキーですが、数字を聞いている問題も多く、文脈や常識での判断も厳しそうな内容でしたので、2問中1問取れればラッキーと考えて良いのではないでしょうか。

法令問題で3点取れていれば最低限OKとしましょう。

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